亜鉛サプリを摂りすぎると?

サプリメントや治療薬を目安の量よりも過剰に摂取すると、副作用が起きる恐れがあることは、一般に
広く知られています。食品も、食べすぎ、飲みすぎは胃腸への負担や、体の不調となってあらわれる
場合があります。亜鉛の過剰な摂取が誘発する症状にはどのような物があるのでしょう。

 

 

○亜鉛と銅の吸収率
銅は、亜鉛と同じように、必須微量ミネラルの一つで、必要量はごく少量ながら、人体には不可欠な成分です。
亜鉛の過剰摂取は、同じ微量ミネラル成分である銅の吸収率を低下させ、銅の排出を促す作用があり、
銅の不足は貧血などを招く恐れがあります。
さらに、亜鉛の長期にわたる過剰摂取は、腎臓障害を招くという報告もあります。
腎臓は、人の体の中で、極めてたくさんの働きがあり、腎臓疾患にかかってしまった場合、悪化すると、
命に関わる事態に発展するリスクが高いのです。
その他に報告されている症状としては、脱水症状、倦怠感、頭痛、発熱、嘔吐などさまざまです。
亜鉛は食事で摂取している分には、過剰摂取にはなりにくい成分とされていますが、比較的摂取しやすい
サプリメント等では、つい過剰に摂りすぎてしまう場合もあります。成分表などを熟読し、過剰摂取で
かえって健康を損ねる原因にならないよう、摂取の目安をしっかり守ることが重要です。

 

 

○亜鉛と善玉コレステロール
男性の精力剤や、育毛剤に多く配合されている亜鉛ですが、過剰摂取にいたるのは、そういった
サプリメントの効果をより強力にしたいがためというケースも多々あるのではないでしょうか。
亜鉛はあくまで栄養成分ですので、多量に摂取してもより高い効果が望めるというわけではなく、
長い間の過剰摂取は、さまざまな不具合をもたらすという報告が出ています。
また、体内の善玉コレステロールの低下するといったおそれもあります。
このようなことからも、サプリメントの摂取量はきちんと守ることが賢明ですね。

亜鉛はアトピー性皮膚炎に効果がある?

亜鉛は人間の体に必要不可欠といわれる、16種類の必須ミネラルの一つです。亜鉛にはさまざまな働きがあり、
その中に、人の皮膚の代謝をサポートし、体のきずや皮膚炎、湿疹等の早期回復を促す作用があります。
そのため、亜鉛の摂取不足は、きずの回復が遅くなったり、肌が荒れるといった症状がおきやすくなりますが、
近年、日本で増加している皮膚の疾患にアトピー性皮膚炎があります。

 

○日本人は亜鉛不足になりやすい?
日本におけるアトピー性皮膚炎は過去数十年間で、増加を続けているという報告があります。また
最近では、日常生活が困難になるほどの重症患者目だってきているともいわれます。
欧米諸国に比べ、日本は土壌に含まれるミネラルが少ないため、日本人は欧米人と比較すると、体の中の
亜鉛の量も少ないのです。日本人の日常の食生活において、摂取している亜鉛の量は1日平均で9mgという
報告があり、これは成人の一日の必要量である12mgを大きく下回ります。
毎日過不足なく栄養を摂っていて、なおかつ十分な亜鉛が摂取できている人は、肌の潤いを守る機能がしっかり
働き、肌がみずみずしく、ツヤがあります。皮膚の内部から水分が逃げることもないので、高額なお化粧品を
使わなくても、常にきれいな肌を維持できるのです。アトピー性皮膚炎の方にとって、肌の乾燥は症状の悪化に
つながります。悪化を防ぐために、食事で体の中から保湿力を高めるという対策も大切です。

 

 

○アトピー性皮膚炎の治療に、利用される亜鉛
今のところ、アトピー性皮膚炎の根本的な原因はわかっておらず、確固たる治療法も見つかっていません。
しかし、従来の抗アレルギー剤等では、なかなか回復に至らない患者が増加している事と、アトピー性皮膚炎
にかかると、亜鉛の消費量が増えるするという事がわかってきた事から、医療機関等で、亜鉛を治療に利用する
ケースも増加しています。治療に亜鉛を利用した場合、わずか数ヶ月で、急速に症状の回復が見られた方、
少しつづ改善される方と、スピードに差はあれ、多くの方に効果があるという報告もあります。亜鉛に限らず、
他の栄養素を組み合わせながら、人間の本来持っている自然の治癒力を高めようという方向性ですが、
その中においても、亜鉛はやはり重要な成分です。
亜鉛を食材で摂取する場合、多く含まれるのは牡蠣、魚類、肉等です。しかし、一般的な日本の食卓
では、なかなか必要量の摂取が難しいことから、サプリメント等で、亜鉛不足を解消するという方法もあります。
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